オフィスにおける感染対策のポイントとは?
役立つグッズも紹介
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、企業には効果的な対策が求められています。しかし、ひと口に感染対策といってもさまざまなものが考えられ、何からどう手を付ければいいのか分からないという担当者も少なくないでしょう。そこで今回の記事では、オフィスの感染対策の基本と、執務室や会議室などオフィスをエリアごとに分け、感染対策に役立つグッズの例を紹介します。
目次
オフィスの感染対策でありがちな悩み
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの企業では職場クラスターを発生させないよう、さまざまな取り組みを行っています。経営層や社内の他部署からオフィスの感染対策を求められているものの、具体的に何から取り組めばいいのか分からず頭を抱えている担当者もいるのではないでしょうか。また、すでにさまざまな感染対策グッズを導入しているものの、本当に感染予防効果が発揮できているのか分からず、不安を抱いているケースも少なくありません。あらためて感染対策の基本を確認しましょう。
オフィスにおける感染対策の基本
オフィスの感染対策においては、3密の回避と間接的な接触を減らすことが基本になります。それぞれのポイントを紹介します。
▶3密の回避
オフィスにおいては、次のように3つの密を避けましょう。
- 密閉の回避
1時間に2回以上の換気を行ったり、2方向の窓を開けたりすることでオフィスの密閉が回避できます。高層ビルのような窓の開閉が難しい場合には、換気システムを活用しましょう。
- 密集の回避
テレワークや時差通勤、フレックスタイム制の導入などで密集を回避します。執務スペースばかりに意識がいきがちですが、食堂や休憩室なども時間制にするといった工夫で、密集を回避する必要があります。
- 密接の回避
社員同士2m以上の距離をとり、真向かいにならないよう、デスクのレイアウトを変更します。また、執務室内のデスクごとに仕切り板を設置したり、オフィス内が一方通行になるよう動線を整理したりすることも有効です。マスクの着用も徹底しましょう。
▶間接的な接触を減らす
人との直接的な接触はもちろんですが、エレベーターのスイッチやドアノブなど、間接的な接触も極力減らすことが求められます。しかし、そのような間接的な接触をゼロにすることは現実的に考えて困難です。そのため、多くの人が触る可能性のある場所を定期的に消毒したり、抗菌加工を施したフィルムを貼り付けたりすることが有効な対策になります。なお、入室する前に手指の消毒を徹底することも基本的な対策になります。また、非接触の観点から社員全員に、スイッチやドアノブへ触れずに操作できる、ドアオープナーを配布する方法も考えられます。
オフィスエリアごとの感染対策に役立つグッズ
執務室や会議室など、オフィスのエリアごとに有効な感染対策になるグッズを紹介します。
▶執務室
①飛沫感染対策パネル
人が対面または隣接した際の飛沫感染を防ぐためのパネルです。透明な素材としてはアクリル板が一般的ですが、アルコール消毒を重ねると劣化する可能性があります。アルコール消毒をする場合は、アルコール耐性のある加工を施したパネルを選択しましょう。
②パーティションや衝立
執務室内の仕切りとしてパーティションや衝立を利用することで、物理的に空間を隔てることができます。
③ディスタンスマーク
ソーシャルディスタンスを促すステッカーを貼ったり、一定間隔ごとにタイルカーペットの色を変えたりするなど、自然にソーシャルディスタンスを保てる工夫をします。
④個室ブース
Web会議としても利用できる個室ブースを設置することで、オンラインミーティングがしやすい環境が整い、従来の対面によるミーティングに比べて飛沫感染の防止効果が期待できます。
▶会議室
①サーキュレーター
会議室は複数の人が集まるうえ閉鎖的で、感染リスクの高い空間となります。通常の換気システムだけでなくサーキュレーターも併用し、より効率的に換気を行いましょう。
②加湿器
乾燥するとウイルスが増殖しやすくなるといわれています。
換気により低湿度の環境下にならないように、適度な湿度を保ちましょう。
③除菌用の備品
会議室の使用前後に除菌できるよう、アルコールスプレーや除菌クロス、ゴミ箱なども設置しておきましょう。
▶共有スペース
①ポンプスタンド
オフィスの入り口にポンプスタンドを設置しておき、入室前のアルコール消毒を徹底しましょう。なお、アルコールは濃度70%以上95%以下のエタノールが推奨されており、ポンプスタンドは非接触で利用できるよう、足で踏むタイプや自動のものがおすすめです。
②検温カメラ
オフィスへの入室前に検温カメラで体温を測定することで、オフィス内での感染症まん延を事前に防ぐことが期待できます。
③人感センサー付き照明
トイレのように常時使用しないスペースにおいては、人を感知して自動的に明かりがつく人感センサー付き照明がおすすめです。スイッチへの間接的な接触を減らすことができます。
オフィスの感染対策の基本を確認し効果的なグッズの導入を
従業員の健康を守るためにも、オフィスの感染対策が企業に求められています。
3密の回避といった基本をあらためて確認すると同時に、執務室や会議室、その他共有スペースに至るまで、エリアごとのポイントを押さえておかなければなりません。感染対策には今回紹介したようなグッズの利用が効果的です。個室ブースや人感センサー付き照明などは大掛かりな施工が必要になりますが、直接接触を避けるためのドアオープナーやポンプスタンド、飛沫感染対策パネルのように手軽に導入できるものも多くあります。オフィスでの感染拡大を抑えるためにも、3密を回避し間接的な接触を減らすことのできるグッズの導入を検討されてはいかがでしょうか。ジョインテックスカンパニーでは、さまざまな感染症対策のグッズをご用意しております。ご予算に応じて貴社に最適なグッズのアドバイスもいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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