防災の基本「非常食」はどう選ぶべき?
主な種類や管理・活用の注意点を解説

防災の基本「非常食」はどう選ぶべき?主な種類や管理・活用の注意点を解説

 
必要な防災備蓄品として、最初に思い浮かぶのが「非常食」。しかし、いざ非常食をそろえるとなると、何をどのくらいストックすればいいのか分からないという担当者も多いのではないでしょうか。そこで今回は、企業の防災担当者に向けて、そもそも非常食にはどのようなものがあるのか、何をどのくらい備蓄すればいいのか、購入したあとの管理をどうすればいいのかなどを紹介します。

非常食の主な種類と特徴

ひと口に非常食といってもさまざまな種類があります。代表的な7つの種類とそれぞれの特徴を紹介します。

▶非常用飲料水

3DaysライフカプセルDXⅣ
災害備蓄セット 3日分 BCS-300
嬬恋銘水7年保存水

スーパーやコンビニエンスストアで販売されているようなミネラルウォーターではなく、5年や10年といった長期保存が可能な保存水です。

▶アルファ化米

3DaysライフカプセルDXⅣ
アルファ化米 わかめご飯 100g
尾西 アルファ米 炊出し 白飯 50食

お湯または水を入れるだけで調理できる特殊なお米のことです。乾燥した状態で袋に入っているため、3年から7年程度長期保存が可能です。

▶フリーズドライ食品

米粉でつくったカレーうどん
備蓄用栄養補給ライフスープ
インスタントスープ 卵スープ

惣菜やスープ類、主食となるご飯類や麺類など、お湯または水を入れるだけで完成する食品です。商品によって賞味期限は異なりますが、一般的に3年から5年程度の長期保存が可能です。

▶非常食用パン

缶deボローニャ メープル
エマージェンシーブレッド チョコ
7年保存レトルト米粉パン

保存用の缶に入っている製品もあればレトルトパウチに入っているものもある、5年から7年程度の長期保存が可能なパンです。最近は味のバリエーションも豊富です。

▶レトルト食品

災害食用 梅がゆ
戦闘食糧モデル防災食 やきとり

おかゆ(リゾット)やスープ、惣菜など、豊富なメニューがあるレトルト食品。電子レンジやお湯がなくても、パッケージを開封してすぐに食べられるものがあります。3年から7年程度の長期保存が可能です。

▶缶詰

レスキューフーズ ぶり大根
 レスキューフーズ 鶏肉うま煮

主菜としても副菜としても活躍し、ふたを開けるだけですぐに食べられる缶詰も災害時に活躍します。スーパーやコンビニエンスストアなどで広く販売されているような缶詰でも、一般的に2年から3年は保存できます。

▶お菓子

えいようかん 100本
保存用ビスコ コンパクトタイプ
フルーツドロップ 12粒×50袋

ビスケットやチョコレート、クッキー、高齢者にも人気のようかんなど、長期保存が可能なお菓子も非常食に適しています。食事は非常時の楽しみのひとつとなりますが、特に甘いお菓子はストレス低減に役立つともいわれます。

ジョインテックスカンパニーでは、防災用品をはじめとする約1,500アイテム掲載の危機対策のキホンカタログの発刊及び、各種防災用品の取り扱い、全国で50名を超える防災士による事業所の対策状況に応じたご提案を行っております。

非常食の選定ポイント

非常食にはさまざまな商品があり、どれを選べばいいのか迷ってしまうものです。そこで、非常食の選定ポイントを4つ紹介します。

▶ライフラインが止まっても食べられるものを選ぶ

非常時には、電気・ガス・水道などのライフラインが寸断される可能性があります。そんな時でも困らないように、加熱調理が不要なもの、更に水すらも使わずに食べれるレトルト食品や缶詰、パンなどを用意しておくと良いでしょう。

▶おいしさや栄養バランスを考える

非常時において「食事」は楽しみのひとつであり、ストレス緩和や精神的な安定など心のケアにもつながります。可能であれば試食して、おいしいと感じられるものを選びましょう。また、健康を保つために栄養バランスも重要です。炭水化物、タンパク質、ビタミンがバランス良くとれるような非常食を組み合わせることも大切です。

▶食器に移し替える必要がないものを選ぶ

災害時には断水が長期化することも少なくありません。食器に移し替えなければ食べられない食品は、食後に食器を洗うことができないため不便です。容器をそのまま食器代わりに使用できるものが理想的です。また、商品によってはスプーンやフォークなどが付属しているものもあるため、そのような点も選定のポイントにするとよいでしょう。

▶容器が処分しやすいものを選ぶ

避難所では大量のゴミが出るものの、収集することできずに溜まっていくことがあります。ゴミの量を減らすためにも、食べ終わったあとに容器をコンパクトにまとめられるものや、折りたたんで処分できるものが好ましいでしょう。

メモを取っている様子

非常食の必要量や管理などの注意点

非常食の必要量の目安や、非常食の管理方法などを解説します。

▶必要量の目安

どの程度の非常食を用意しておかなければならないのか、必要量を把握しておきましょう。各非常食の1人当たりの必要量は、3日分相当で以下が目安となります。これは大きな災害が起きた際に、電気・ガス・水道・通信などのライフライン(生活インフラ)の復旧には3日かかるとされているからです。

  • 保存水 9リットル
  • 主食 9食分
  • おかず 9食分
  • お菓子 6食分

非常食の必要量については、「企業における防災備蓄品‐必要量の目安と選定のポイントは?」も参考になりますので、ぜひご覧ください。

▶複数のバリエーションをそろえておく

前述のとおり、避難生活において食事は大きな楽しみのひとつです。毎食同じものを口にしていると飽きるだけでなく、栄養バランスも偏ってきます。例えば、同じ主食であっても普通の白米だけでなく、ピラフやチャーハン、パンなどさまざまなバリエーションをそろえておくことをおすすめします。

▶ローリングストック法で管理

非常食は賞味期限が長いとはいえ、永久的にもつわけではありませんので、無駄にしないために適切に管理する必要があります。例えば、賞味期限が近づいたものを社員に分けるといった形で消費し、消費した分を新たに買い足すといった管理方法があります。このような管理方法をローリングストック法と呼びます。ただし消費した分を買い足す際は、社員の増減に合わせて適切な量に調整することも大切です。なお、賞味期限の目安については「非常食の賞味期限はどのくらい?企業での適切な管理方法も紹介」で、ローリングストック法については「ローリングストック法とは?企業が実施する際のポイントも解説」で詳しく解説しています。ぜひご参照ください。

【参考】

【関連コラム】企業における防災備蓄品‐必要量の目安と選定のポイントは?
【関連コラム】非常食の賞味期限はどのくらい?企業での適切な管理方法も紹介
【関連コラム】ローリングストック法とは?企業が実施する際のポイントも解説

非常食の確保・管理を効率化しよう

企業が行うべき防災備蓄品の適切な管理プロセスとは?

社員数の増減もある中、どの程度の非常食が必要なのかを常に正確に把握することは、案外難しいものです。あるいは、購入する店舗によっては非常食の種類が限られ、バリエーションが揃えられないといった悩みもあるかもしれません。非常食等の有期商品の管理を含めた防災備蓄品の維持・管理業務は、担当者の負担が想像以上に大きいのが現実です。

防災備蓄品として準備すべきものはさまざまな種類があり、何をどの程度用意すべきか分かりづらいと感じる人も多いことでしょう。
そこで検討したいのが、防災士がおすすめする防災備蓄品を簡単にシュミレーションできる「サクッとstock」です。従業員数と備蓄が必要な日数、備えたい商品カテゴリを打ち込めば、「何が」「どれだけ」必要かが瞬時に分かります。また、それをもとに見積書も作成できるため、社内稟議作成もスムーズに行えます。
防災備蓄品を無駄なく必要な量だけ確保しておくために、このようなツールも活用しながら最適な備えについて考えてみてはいかがでしょうか?

ジョインテックスカンパニーでは、防災用品をはじめとする約1,500アイテム掲載の危機対策のキホンカタログの発刊及び、各種防災用品の取り扱い、全国で50名を超える防災士による事業所の対策状況に応じたご提案を行っております。

備蓄品選定ツール「サクッとstock」

現在、キキタイマガジンでは現在メルマガ会員を募集中です!
コンテンツの更新情報や、セミナー案内などを配信しているので、ぜひご登録ください。
以下のフォームより、ご登録可能です。