車に常備すべき防災用品11選!オフィス外の社員を守る必需品を解説

防災対策として非常食や保存水、携帯トイレなどの防災用品の準備は基本といえます。しかし、災害はいつどこで発生するか分からず、外回りや配達中など車中で被災する従業員が出てくる可能性も大いにあります。

このような事態に備え、車に防災用品を常備しておくことも有効な防災対策といえます。本記事では、車中に搭載すると良い防災用品をご紹介します。

業務で使用する車に防災用品を常備することの重要性

営業車や配達用のトラック、送迎車など、事業を継続していくうえで自動車は欠かせないものです。

万が一の災害に備え、オフィスはもちろんのこと車にも防災用品を備えておくことは重要ですが、それはなぜでしょうか。

オフィス外にいる従業員の安全を守るため

地震や津波といった大規模災害はいつ発生するか分かりません。営業先や配達先、または目的地に向かう途中で災害が発生するリスクもあるでしょう。オフィス外で災害に巻き込まれた場合、激しい渋滞や土砂崩れなどによる道路の寸断などで、長時間にわたって車内で過ごさなければならなかったりすることも考えられます。

そのような場合に備え、従業員の安全を確保するために非常食や携帯トイレ、カイロなどの防災用品は不可欠です。

周囲の人々の安全を守るため

外出先や外回りの途中で被災した場合、周囲には同じように車内で長時間を過ごさなければならない人が出てくるでしょう。しかし、すべての人が車の中に必要な防災用品を備えているとは限りません。

車内に防災用品を常備しておくと、このような場合に周囲の困っている人にも配布でき、安全を守ることができ、ひいては社会貢献にもつながります。

車に常備しておきたい防災用品11選

車載用防災用品として、どのようなものが必要なのでしょうか。最低限揃えておきたいものをご紹介します。

  • 非常食
  • 保存水
  • 携帯トイレ
  • 使い捨てカイロ
  • ブランケット
  • モバイルバッテリー
  • 脱出用ハンマー
  • 懐中電灯・ライト
  • 衛生用品(マスク・ティッシュ・絆創膏など)
  • 緊急時用カード・メモ

車載用ならではの防災用品として重要なのが脱出用ハンマーです。万が一、パワーウィンドウやドアが開かない状態になっても、脱出用ハンマーがあれば窓ガラスを内側から割って脱出できます。

また、緊急時用カード・メモも車載用防災用品として欠かせません。車を置いたまま避難しなければならないときに氏名や連絡先、家族へのメッセージなどを書き残しておくことで、後から車を見つけた人が持ち主を特定したり、家族に安否情報を伝えたりすることができます。

その他の防災用品についても、それぞれの役割を理解し、定期的に点検・交換を行うことが大切です。非常食や保存水は消費期限を確認し、古くなったものから順番に使用するようにしましょう。また、モバイルバッテリーや懐中電灯は、日ごろから充電を怠らないようにしてください。

オフィス内の防災備蓄品については、「企業における防災備蓄品‐必要量の目安と選定のポイントは?」をご覧ください。

車に常備する防災用品の選定ポイント

車載用の防災用品を選ぶ際には、車内で長期間保存することを考慮し、以下のポイントに注意しなければなりません。

コンパクトに収納できること

限られた車内のスペースを有効に活用するために、車載用防災用品はコンパクトに収納できるものが理想的でしょう。たとえば、一般的な毛布は収納スペースをとってしまうため、アルミ素材の薄いフィルム状のブランケットがおすすめです。

また、携帯トイレや使い捨てカイロ、衛生用品などもひとつのパッケージとしてコンパクトにまとめられていると収納場所に困ることはないでしょう。

急激な温度変化に耐えられること

車の中は天候次第で急激に冷え込んだり、高温になったりすることもあります。特に真夏の炎天下では車内温度が50℃以上に達することも珍しくありません。このような高温環境下に飲料や食品を放置していると、品質が劣化し口にすることができなくなることもあるでしょう。そのため、特に非常食や保存水を選ぶ際には、温度変化に耐えられる仕様のものを選ぶことが大切です。

また、各アイテムのパッケージや内容物も、高温環境下でも耐えられる耐熱仕様のものを選びましょう。

車載に適した防災用品で従業員の安全を確保しよう

オフィスだけでなく、営業車や配達用のトラック、送迎車など業務で使用する車にも防災用品を常備することは、従業員の安全確保のために重要です。

車に常備する防災用品選定の際は、車内の限られたスペースを考慮してコンパクトに収納できるものや、急激な温度変化に耐えられる仕様のものを選ぶ必要があります。

また、大型トラックやバンなど保管スペースに余裕がある車両の場合には、複数人でシェアできる数量を確保しておくことも検討しましょう。十分な量の防災用品を用意しておけば、万が一の際でも周囲の人にも防災用品を配布することができ、社会貢献にもつながるからです。

プラス株式会社ジョインテックスカンパニーの「シェアする防災セット 」は、立ち往生にあった際などに必要となる防災用品がコンパクトにまとめられた、車内常備に適した製品です。10人用と30人用の 2種類から選択できます。過酷な環境下の車内でも5年間の長期保存が可能なため、車載用防災用品としても安心して利用できます。

営業車や配達用のトラック、送迎車などの社用車をお持ちの企業におすすめの商品です。従業員の安全確保と社会貢献のためにもぜひ導入をご検討ください。

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参考: